先月、社会福祉士の資格取得を目指しておられる学生2名を実習生として受入れした。社会福祉士の国家試験を受けるには、専門科目の履修の他、相談援助の実務がない方は、180時間の現場実習が必須要件となっている。

たまたま私が指導者講習を受けていたことと、依頼があった専門学校の校長が私の高校時代の恩師で直々に受入相談があったこともあり、実習指導施設としての登録が実現した。しかもその恩師は私が所属していた部活の顧問…。学生時代のやましい記憶がフラッシュバックし、受入相談があった際には二つ返事で了承した。

実習期間中、学生からは「先生」と呼ばれた。普段呼ばれることのない呼称にこそばゆい思い…。妙なプレッシャーを感じつつも、毎日面談する時間をもち、質問疑問に回答した。実習生は毎日のレポートと私から出される課題に翻弄されつつも、無事に実習を修了。立派なお二人であった。

一方、私自身が考えさせられることも多かった。専門職としてのスキル不足も否めない。先生って大変だ…。

そんな最中先日、2022年新語流行語の記事を見た。「村上様」「顔パンツ」「オミクロン株」…に交じって、「リスキリング」という言葉が目に留まった。学び直しということのようだ。壁にぶつかった私には絶妙のタイミングである。

50歳が間近に迫り、先のことをいろいろ考えた時に、自身のアップデートは回避できない。がんばらねば。

実習生の二人に、感謝とエール!来年の国家試験がんばって!吉報をお待ちしております。